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小説
第26話 / DIGGIN’THE SOUL
一章~懐縁~ 同窓会当日。 散々悩んだ挙げ句、美久から後追いの電話が来て観念した私は、夕方からの店番を羽海に代わってもらい、ANIERAから直接行くことにしたのだった。 「そういえば今日ってどこいくの?」 ANIERAのロゴ入りエプロ... -
小説
第25話 / DIGGIN’THE SOUL
プロローグ 「ちょっと、朱璃! 聞いてる?」「え、えっとごめん! なんだっけ? 同窓会?」 そう声をかけられて、私はハッと顔を上げた。 通りかかった店員の耳に揺れる、今時珍しいクラシックなデザインのピアスに目を奪われてしまっていた。 「相... -
小説
第24話(2) / DIGGIN’THE SOUL
エピローグ2 薄明るく照らされた山道を、一人歩く。 私たちだけの秘密の場所。 木々のざわめきを抜けると、そこには草原が広がっていた。 真ん中には大きな一本の木。 この山で、いちばん空に近いと思える場所だった。 私はいつもの定位置に... -
小説
第24話(1) / DIGGIN’THE SOUL
エピローグ1 「大丈夫ですよ、安心して」 あがたの森音楽祭の日の夜。 藤間 は今ではもう博物館でしか見ないような黒電話を手に話していた。 「あの子は、そんなに弱くないですよ」 そう言って、そっと煙草を灰皿に置く。 紫煙 が一本、ゆらゆら... -
小説
第23話 / DIGGIN’THE SOUL
エンドロール あがたの森音楽祭。 地域振興の一環として始まった音楽祭は、毎年文化会館で開催されてきた。 地域の音楽団体や各学校の合唱部が参加する地域に根ざしたお祭りだ。 近年では文化会館だけではなく、公園でのミニステージや露店、フリー... -
漫画
7日目 クラフトフェア / DIGGIN’ THE DAYS
DIGGIN’ THE DAYSDIGGIN’ THE SOUL のキャラクターたちの日常を描いた漫画連載。著:しろいうま(X:@SHIROI_UMA_) -
小説
第22話 / DIGGIN’THE SOUL
五章~還舎~ 「そうか。それにしてもまさか二人でなんてな……よくやったよ」 店長がコーヒーを片手にそう言った。 すでに日が暮れかかっている。 あの後私たちは肩を貸し合い、なんとかANIERAに辿り着き、事の顛末の後処理を終えたのは翌日の... -
小説
第21話 / DIGGIN’THE SOUL
彼女は陌霊に語りかけたのではなかった。 かつてグランドピアノだった付喪神に向けて、囁が生まれては消えた。 音になりきれなかった祈りの粒。 それらが一度、胸の前でひとつに結ばれて――開いた。 ~~~♪ ~~~♪ 羽海の唄は完璧ではなかった... -
小説
第20話 / DIGGIN’THE SOUL
四章~心唱~ 「朱璃っ!」 羽海の声に振り返る。 さっきまで羽海が相対していた楽譜は、まだ封印も浄化もされていない。 にも関わらず、羽海の手元にあった。 「羽海っ!?」「もう大丈夫」 その一言に、私は何かが違うと気づく。 抑えていた陌... -
小説
第19話 / DIGGIN’THE SOUL
三章~譜響~ 「やるね……」 口元を伝う血を拭う。 羽海はうまくやってくれたようだった。 陌霊の干渉が抑えられえているのがわかる。 これであとは、店長と羽海が応援を連れてくるまで、こいつらを抑えていればいい。 さっきの封印は弾かれてしまっ...
